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カフェときどきワークショップ
「conoca この⾹」
当社はこの地でお世話になって100周年を迎えました。これまで育て⽀えていただいた安城の地、ひいては三河地域を共に盛り上げていきたいと考え、同じ地域に根差した活動をされている⼈や場所などを、このアクション100で紹介していきます。
case.001は、当社の敷地にある「conoca この⾹」です。
築20年。モデルハウスを、地域のたまり場に
conocaは、築20年のナルセコーポレーションのモデルハウスを使った「カフェときどきワークショップ」の場で、ほぼ毎⽇カフェならびに、週1、2⽇開催されるワークショップを通じて地域に開放されています。
「ほぼ毎⽇カフェ」
「conoca この⾹」は⽇曜祝⽇以外の9時〜17時、
「ほぼ毎⽇カフェ」として開放されており、
地域の⽅々で連⽇賑わいをみせています。
⽊のぬくもり溢れる店内。冬は薪ストーブの暖かさが室内を包み込みます。おひとりでランチを楽しまれたり、ご家族やお友達同⼠で団らんしたり、のんびりと読書をしたり、と、それぞれ思い思いの時間を過ごす昼下がり。
店内は、テーブル席があったり、座卓があったり、板の間があったり、畳のお部屋があったりと、様々なくつろぎかたができるのも楽しい。
元々モデルハウスであった店内は、カフェを開店するために厨房まわりを改装した程度で、その他はほとんど⼿を加えていません。
本物の素材を使い、職人の手により丁寧につくられたモデルハウスは、安城の風土になじみ、20年の年月が経った今もなお、木の香りがほのかにします。
そのため、安城のどなたかのお宅にお邪魔しているような居⼼地。
家具は、モデルハウスで使われていたものや、スタッフの家で使われていたものなど、様々な⽣い⽴ちのものが集められています。
「今⽇はどの席にする?」そんな楽しみがある店内です。
毎⽇献⽴が変わる‟いつでもランチ”
メニューは、⽇替わりランチやほぼ毎週どんぶりの他、カレーやうどんなどの単品メニューもありますが、今回は⽇替わりランチをご紹介します。
こちらが、ワンプレートに彩りよくまとめられた、本⽇の⽇替わりランチ。⿊板メニューに、スープとご飯が付きます。
⽇替わりランチの献⽴は⿊板をチェック!
⽊漏れ⽇の下で楽しむランチタイム。
品数が多く楽しいプレートは、ボリューム満点。顔が⾒える関係性を⼤事にしているため、⾷材はほとんどが地域の⽅や知⼈から譲り受けたり購⼊したりした、安⼼して使える新鮮なものばかり。
その⾷材で、当⽇の朝に⽇替わりランチの献⽴を決め、和洋様々なテイストにまとめるのは、ほぼ毎⽇カフェの料理を⼀⼿に引き受ける野村さん。以前は産婦⼈科の栄養⼠を務められていたため、栄養バランスにも気を配ったメニューばかりです。
ほぼ毎⽇カフェは、営業時間がランチタイムです。
10時からオーダーストップの16:30までランチを注⽂することができます。
それは、⼀般的な「お昼ごはんの時間」にお昼ごはんをとれない⼈も⾷事ができるように、またフードロスを避ける⽬的でもあります。
テイクアウトにも対応しているので、⼣飯のお供に利⽤される⽅もいらっしゃいます。
⾝体に優しい、毎⽇違うメニューを持ち帰れるのも嬉しい。
また、⾷材を余すことなく使い切る野村さんの献⽴を、⽇々の⾷卓の参考にされているお客様もいらっしゃるのだそうです。
地域の⽅が集うワークショップ
「ほぼ毎⽇カフェ」が営まれている傍ら、週1、2回のペースで様々なワークショップが開催されています。開催される時間は、カフェ営業時間内で、ワークショップには、カフェでのランチやティータイムも含んでスケジュールされています。
ワークショップは様々なものが開催されています。
その他にも、アロマキャンドルづくりや、⽷かけアートワークショップ、おむつなし育児ワークショップや、パステルアート教室、ストレッチ教室など、様々なカリキュラムがあります。講師は、当社の住まい⼿さんであったり、知⼈・友⼈を中⼼とし、加えて三河地域でこれからワークショップを開催していきたいと思われている⽅を応援する場としても開放中。
特徴は、それぞれのワークショップの前後にランチタイムやティータイムがあること。機を同じくして居合わせた皆様で⾷事を共にしながら、悩みを相談したり共有したり、情報を得たりして、このワークショップの場が地域のコミュニティとなっています。
⼈と⼈とが繋がり、地域全体で⼦育てをしたり⽇々の暮らしを⽀えあっていく、そのような場になれば嬉しいと思い、今⽉もワークショップを企画しています。ぜひお気軽にご参加ください。
「conoca この⾹」は、
⼈が交わり輪が広がる‟地域のたまり場”
「conoca この⾹」の2階には、当社の住宅事業部があり、このカフェは社⾷堂としてスタッフも利⽤しており、⾷事を囲んで、他愛もない話をしたり、情報交換をしたり、とコミュニケーションを図る貴重な場所。温かな⾷事を囲むと、⾃然と話も弾みます。
また、スタッフの家族がランチに訪れることもあり、会社と地域、オフィシャルとプライベートが混ざり合う中間域のような存在になっています。
ランチミーテイング中のスタッフ。
最後に、「conoca この⾹」がどのようにして出来上がったのかを少しご紹介します。
「conoca この⾹」誕⽣秘話
「conoca この⾹」の計画が始まったのは、約3年前。
20年を経たモデルハウスの今後の活⽤⽅法を⾒直した際、「壊すのではなく残したい。会社の資産は街の資産でもあるから、地域の⽅々に使ってもらいたい。」という弊社社⻑の考えにより、ワークショップ会場として地域に無料開放したところからスタートしました。
プロジェクトリーダーを担う住宅事業部の⻘⼭は、ワークショップがいつも賑やかで参加者が楽しそうにしているのを⾒て、もっと楽しい輪を広げていきたいと思ったそう。
参加者の⽅々が⾷事やお菓⼦を持ち寄って、ワークショップ後に団欒することもあり、その様⼦から、「美味しいものは⼈と⼈との距離を縮めるのだ」と実感。
この輪を広げるために、conocaで⾷を提供したいと考え始めたといいます。
ほぼ毎⽇カフェ主宰の藤原さん(左)と、ナルセコーポレーション住宅事業部の⻘⼭(右)
藤原さんの想い
時を同じくして、⻘⼭はワークショップに参加されていた藤原さんと出会います。
藤原さんは産婦⼈科で看護師を務められていた際に福祉の世界に関⼼を持ち、発達⽀援事業を⽴ち上げておられたのですが、福祉サービスの枠にとらわれずに、⼦どもが⼤⼈を含めた多くの⼈たちと触れ合えたり、⼦育て真っ最中の⽅同⼠で気軽に話をしたり情報交換をしたりする場を新たに提供したいと考えておられました。
その場が⾷を通じて集まれる場所であれば、⽴ち寄りやすく、気軽に話ができ、悩みなどが打ち明けやすくなったり、様々な良いきっかけが⽣まれたりもするのではないか、と飲⾷の場を探しておられたそう。
ほぼ毎⽇カフェとワークショップと
「⾷を通じて⼈と⼈とを繋げ、輪を広げていきたい」と考えるふたりは意気投合し、トントン拍⼦で、ほぼ毎⽇カフェの計画が決まります。
⾷事をつくるのは、藤原さんが産婦⼈科時代に同じところで栄養⼠をされており、絶⼤な信頼と共にいつか⼀緒にお店をやりたいと願っていた野村さんにお願いをして、モデルハウスからカフェへの改装を進めながら、仲間うちでの試⾷を重ねつつ準備をし、オープンしたのが2021年の春。
こうして、ワークショップ会場でもあり、カフェでもある、
新しい「地域のたまり場」が誕⽣したのです。
カフェ主宰の藤原さん(左)、献⽴からお料理までを担当する野村さん(中)、conocaプロジェクトリーダーの⻘⼭(右)。
今は、⽇・祝・臨時休業⽇以外の9:00〜16:30にカフェとしてお⾷事やティーセットを提供しながら、ワークショップも開催。
ワークショップ前後のランチやティータイムをセットに、交流から⽣まれる輪や、地域のかたのクチコミによる輪が、どんどん広がっています。
アットホームな雰囲気についつい⻑居してしまいそうな「conoca この⾹」。
お近くにお住いの⽅も、そうでない⽅も、ぜひお気軽に⾜をお運びいただいて、「地域のたまり場」で、のんびりとおくつろぎください。
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